理事長・園長あいさつ
府中佼成幼稚園は、昭和54年に車返団地の増設にともない設立された幼稚園です。お陰様で地域の皆さま方の温かいご支援・ご協力を賜り現在を迎えさせていただきました。
本園では、創設者、庭野日敬師の願いにより「太陽の心 丸く・明るく・温かく」の建学の精神のもとに、子どもたちが太陽のように、明るく元気に、そして優しく温かい心の持ち主に育ってほしいと願っています。
教育の目的は、人間らしい人間に育てることです。
「三つ子の魂百まで」ということわざがありますように、この幼児期に身につけたことは、その人の一生の基盤になっていくと言っても過言ではありません。
人間らしい人間とは、知(知識)情(情緒)意(意欲)のバランスのとれた人間です。幼児期は特に情である心を豊かに育てる時期なのです。
「ありがとう」が自然にでてくるような感謝のできる人間づくり「あいさつ・返事・靴を揃える」という「当たり前のことが当たり前にできる」人間づくり、形は心を整え、心は、いつしか形を整えていくものです。それが躾です。毎朝の門でのご挨拶、形は心を整えていきますので、その一瞬の出会いを楽しみにしております。
宗教的な情操教育の中で育つ豊かな心
その中で、特に宗教的雰囲気や、信仰に根ざした生活などというものが幼い魂にしみこんでいた場合、それが将来どれほど大きな力となるかは、実に、はかりしれないものがあります。成人となってからの人生航路において、どのような苦難におそわれても、あるいは得意の絶頂にのしあがっても、人間としての道を踏み違えない人は、おおむね幼少年期に宗教的な何かを魂にしみこませた人であるといっていいでしょう。
園訓
品性があり、礼儀正しく、相手の立場や周囲への気配りができ、すべてに感謝のできる人こそ、誰からも尊敬、信頼される紳士・淑女です。
本園では、そんな子どもたちを一人でも多く社会に送り出して貢献してけるよう、教職員が一丸となって日々取り組ませていただいております。
- 1.明るく元気なあいさつ(両足をそろえ、相手の目を見て…)
- 2.はっきりとした返事(ハイ!は短く…)
- 3.靴をそろえる(脱いだ履物を整えることは、行動を振り返る反省心…)
- 4.正しい姿勢(背筋を伸ばし、かかとをそろえ…)
このような実践を基本的生活習慣として身につけていくことで、「人の話が聴ける」お子様に変わっていきます。そして、人の話が聴けるということは、集中力がつき学習意欲も向上していくのです。また、自己を抑制して教師や親、友達の存在を受け入れているわけですから、人間関係の要、協調性が育まれ、「みんなと仲良く遊べる」(弱いものいじめをしない)お子様へと成長していくと確信しています。
このような幼稚園ですが、これからも「子供第一」の教育の本質にこだわっていきたいと思っております。
設立母体の立正佼成会とは
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「立正」とは正しい教え、すなわち正法に立脚することです。また「佼成」とは多くの人々が交りあうことによってお互いにいたわりあい、励ましあいながら人格を完成するという意味です。
立正佼成会の開祖、故庭野日敬は、一宗一派の垣根を越えて諸宗教者と手を携え、世界宗教者平和会議(WCRP)、アジア宗教者平和会議(IARF)等に力を尽くし、過去3回開催された国連軍縮特別総会では宗教者の代表として「危険をおかしてまで武装するより平和のために危険をおかすべき」と核兵器廃絶と完全軍縮を強く訴えてきました。
1979年(昭和54年)には、宗教界のノーベル賞といわれるテンプルトン賞を受賞しました。